自然素材派のこだわり住宅
住む人の心を、深いやすらぎと快さでつつむ自然が生み出した素材(木)。 この素晴らしい 『木の可能性や、木のもつ豊かさ、美しさ』 を生かした住まいづくりは、家族のライフスタイルを快適で心豊かな暮らしに変えます。
人工的なモノで造られた家は、どこか不自然・・・
木は、自然が生み出した天然の素材。
・紫外線の呼吸率が高く目に優しい。
・木の床は適度な弾力があり、衝撃を吸収するので膝を痛めない。
・さらに感触が良く断熱性が高いので肌触りが良い
など、木はたくさんの特質を持っています。
昔から日本に根付く家づくりは失われた?
しかし、戦後の家づくりは高度成長の時代と共に、新建材と呼ばれる石油化学製品や自然素材に似せた、まやかしの材料による家が増えたのも事実なのです。
忙しい日々を過ごしている多くの現代人にとって癒しは、木の香りや空間が生み出す憩いの場なのではないでしょうか?
また、自然素材派こだわりの家づくりは、木という自然の素材が質感や風格だけではなく、鉄やコンクリートに比べても耐久性・耐震性に優れ、住む人の健康や安全性、地球環境への配慮からも、住宅に最もふさわしい素材であると考えるからです。
天然素材、自然素材は、「体にいい」「温かみがある」「気持ちがいい」など、肉体的、精神的な負担を軽減してくれます。
天然素材のメリット
肌触りがやさしく、見た目にも優しい
工場で生産された工場製品にはない、温かみや、肌に優しい感触があり、見た目も刺激的なものが少なく、見るだけで癒されると感じる方もいます。
材料んひとつひとつに全く同じ模様はなく、それぞれに個性が楽しめるのも良い所です。
有害物質をほとんど出さない
新建材を多用することによって引き起こされるシックハウス症候群や化学物質過敏症などの心配がありません。人によっては稀にアレルギー反応を示す場合もあります。
断滅効果・調質効果がある
断熱材のように、断熱専用に開発された建材のような性能のものではなく、床板などの仕上げ材として使用した部分にその効果があります。
鉄やコンクリートなどに比べると、冬場に素足で無垢材の床板に触れても冷たく感じにくいことや、珪藻土の塗り壁には、小さい無数の空洞により、湿気の吸湿・放射がおこなわれ、調湿効果を発揮してくれます。
これは、無垢の床材でも同じで、梅雨時でも床が湿気でべたべたしないといった効果があります。現在は高気密な住宅が多く冬場は結露で悩まされます。しかし、天然素材が調湿をしてくれることで、結露を軽減することもできます。
廃棄するときには、自然に還すことができる
自然の中のものなので、そのまま雨ざらしにしておくだけで、微生物たちが分解して土に還してくれます。自然の中で育ったものが自然に還るだけですので、工場製品のように廃棄するときに環境に負担をかけることなく、処分をすることができます。
また、無垢材は手入れをすれば再利用も可能で、新しい材料にはない味わいのあるものも多くあります。実は、古材を引き取ってメンテナンスをして販売してくれるところもあるほどです。
製品を作るときのエネルギー負担が少ない
工場製品と比べると、製品化するときに使用するエネルギーは少ないです。自然界に存在している時に形は出来上がっていますので、後は加工をするだけで済みます。
天然素材を採用することは、人に於いても優しいですが、地球にとっても負担を減らすことができるのです。
湿度によって伸び縮みし、変形することもある
特に無垢材においてですが、調湿効果があるということは湿気を吸収します。湿気が多い時には材料も沢山の湿気を吸い込むことにより、伸びることがあります。
その逆もあり、湿気を吐き出しすぎると縮むことがあります。また、その伸び縮みが繰り返されると、捻じれたり、繊維が追随しないときには割れが発生することがあります。
これらはメリットでありデメリットであると言えますので、天然素材は人間と同じで、動くものだ。と理解しておくことが大切なことですね。
メンテナンスに時間がかかることがある
一定の品質が確保されている工業製品とは異なり、メンテナンスを要する頻度は増えます。特にウッドデッキなどの外部に無垢材を使用した場合は、定期的に塗装をしないとカビや腐朽菌などに侵されてしまいます。
また、施工当初よりも伸び縮みしたことにより、ドアが開閉しにくい、などといったこともあります。天然素材は生きているため、メンテナンスも定期的にしてあげることで長持ちしてくれます。
多少の手間はかかりますが、手入れをすることで愛着が生まれ、大切に使い続けていくことにもつながります。
素材によって、品質や表情にムラがある
人間ひとりひとりの表情が違うように、天然素材もひとつひとつ違う個性があります。これは自然界に存在するものの宿命お言えるかもしれません。しかし、職人の目利きにより品質に問題があるものは除外され、
表情が違うものは、そのひとつひとつを見極め、どこに使用するべきなのか、適材適所で配慮してきます。
アレルギーを発生する場合もある
無垢の木は良い香りがします。樹種によってはその香りがきついものもあります。これらの芳香成分には抗菌・防虫効果がある一方、人間に対しても反応を示すことがあります。
植物それぞれに反応しない人とする人がいるように、木の芳香成分にも反応しない人と、する人があります。「うるし」によってかぶれる人がいる、というのはわかりやすい例ですよね。
しかし、しかし、木材によってアレルギーを発生される方はそれほど多くありません。
カビや腐朽菌、虫害を受けることがある。
廃棄したときに自然に還ることにつながるのですが、自然に還るためには、微生物や虫、菌類によって分解されることで土へと還元されます。ということは、虫や菌類は環境が整えば建物であっても、
それらの自然の仕事をしてくれるわけです。しかし、この条件とは、木材含水率が高含水率、常温多湿、酸素に触れる部分、などが揃ったときにおこります。裏を返せば、それらの対策をきちんと行えば、木であっても永く使い続けていくことが可能です。
昔は建物基礎杭にも木杭が使用されていましたが、土中の地下水面下にあった杭は、何十年経っていても腐っていなかった、なんてこともあったりします。
天然素材のデメリットを見ていると、メリットの延長上にあることが多く見えると思います。
自然界に存在してるものは裏表一体。正しく理解して対策を行えば、良い部分を永く続けていくことになります。
住むヒトの心と身体を癒し、深いやすらぎと快さでつつむ自然素材にこだわった家づくりをあなたと共に・・・